資格を活かし、未来を拓く商業高校所沢商業高等学校
 
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校長メッセージ

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2018/07/20new

1学期終業式講話

| by:校長先生
                          歴史の重み

 今日で平成30年度1学期が終了します。皆さん、1学期はどうでしたか?満足できる時間を過ごしましたか?目標に向かって努力し、達成感を得ている人もいるでしょうし、そうでない人もいるでしょう。それぞれの成果と課題をしっかり見つめなおし、2学期に向かってください。特に成績で思いどおりにいかなかった人はしっかり反省し、この夏休みを過ごしてください。また、部活動を引退する3年生諸君は、部活動で学んだこと、経験を活かして、これからの進路実現に邁進してください。

 さて、今日は「歴史の重み」についてお話します。今年の夏の甲子園は100回記念大会です。7月7日の埼玉県大会の開会式で、埼玉県高野連の会長、所商の前校長の吉澤先生が「100年の歴史の中で、米騒動や戦争などで中止になったりして時代に翻弄される時もあった。しかし先人の努力で100回大会を迎えることができた。野球ができる幸せと『歴史の重み』を感じてプレーしてほしい。」と話されていました。調べてみると、大正7年には米騒動で中止、昭和17年から20年までは太平洋戦争のため4年間、甲子園は中断されました。確かに時代に翻弄されながらも先人の情熱と努力で、今年100回大会を迎えられたのだと思いました。所商も今年、50周年を迎えます。甲子園と同じように多くの先人、先輩方の情熱と努力で50年を迎えられたのだと思います。諸君も先輩の情熱と努力に感謝し、今この所商で学べる幸せと「歴史の重み」を感じてほしいと思います。また次の50年の歴史を積み上げていく一人ひとりであることを自覚してください。

 

 どんな行事や組織にも歴史があります。当然、国にも歴史があり、この日本という国にも長い歴史があり、私たちはその「重み」を感じなければなりません。諸君はSNSなどで、同時代に生きる人々との「横」のつながりに日々、夢中になっていると思います。もちろん、この同じ時代に生きる世界中の多くの人々と繋がっていくことはいいことです。しかし、私たちには、過去・現在・未来という時の「縦」の繋がりがあるわけです。よく考えてみると、そもそも私たちの命は、過去と繋がっている、つまり両親、祖父母、その両親と過去の人々の命があってこそ、私たちは今、ここに存在しているのです。そんな時間的な「縦」のつながりに思いを馳せることも大切でしょう。夏という季節は、我々日本人にとって、歴史を振り返るのに相応しい季節だと思います。8月6日の広島、9日の長崎への原爆投下、そして8月15日の終戦記念日と、先の太平洋戦争を思い返し、先人の体験した悲劇や苦労に思いをはせ、平和について考えていく機会を与えられる季節です。毎年、夏休み中には、先の戦争の映画やドラマ、ドキュメンタリーなどが多くテレビなどで流されます。意識して関心をもって見てください。

  

 最後に私が最近読んだ本を一冊、紹介します。藤原ていという人が書いた「流れる星は生きている」という本です。この作品は、藤原ていさんが3人の幼い子をつれて満州から日本に引き揚げてきた時の実体験を綴った小説で、戦後直後ベストセラーになり、映画やドラマにもなりました。当時、満州の気象台の職員だった、ていさんの夫は、のちに作家になった新田次郎であり、3人の幼い子の一人、当時4歳だった次男は、「国家の品格」や「日本人の誇り」などを書いた数学者、藤原正彦さんです。終戦の日から満州を出発し、ソ連が占領した北朝鮮を南下し、38度線を越え、釜山に着き、そこから日本へ逃げ帰ってくる、およそ1年かけての壮絶な体験談です。途中で多くの仲間、一緒に逃げてきた多くの人々が死んでいき、藤原家の人々も何度も死にそうになります。この作品で感じるのは、極限状態にある人間のエゴと優しさが混在する姿。子どもを生かそうとする母親の執念、辛さのあまり自分の子を虐待死させてしまう母親。様々な人間の本性が描かれています。現代の私たちと共通する人間の本性あり、深く考えさせられる作品です。また、兵隊だけでなく、戦争とは関係のない市民が、こうやって戦争を乗り切り、命をつないできたという、まさに「歴史の重み」を感じさせる作品です。図書館に寄贈しますので、是非、読んでみてください。

  

それでは、9月3日に全員、元気な顔を見せてください。

 


09:38
2018/06/04

所商PTAだより 第103号 あいさつ

| by:校長先生

                    相互理解

 この度、第18代校長として着任いたしました鈴木啓修です。保護者の皆様には、日頃より本校の教育活動について、ご理解をいただき温かいご支援をいただいていることにまずは感謝申し上げたいと存じます。日々有難うございます。

 さて、私はこの3月末までの2年間、独立行政法人国際協力機構(JICA)に長期研修という形で出向しておりました。海外に目を向けない内向きな若者が増えてきていると言われる中(実際のところ青年海外協力隊の応募数は年々減少しています。)、少しでも国際協力人材を育成するため、学校や教育委員会と連携して国際理解教育、開発教育の推進をしていくことが私の主な仕事でした。教員になって32年、初めて学校という教育現場を離れ全くの別世界に身を置くことになり、戸惑うことも多かったのですが学びも多くありました。その1つに「学校の常識と学校外の常識は大きく違う」ということでした。JICAのオフィズで周りの人に「学校の先生は電子メールの返信が遅い。朝に送信したメールの返信が夕方になる。」とよく言われました。たしかにJICA職員はデスクワークですから電子メールでのやり取りが主で大変迅速です。しかし、教員は教室で授業をするのが仕事、デスクでメールをチェックするのは夕方になってしまうのは普通です。しかしデスクワークをしている社会人にしてみれば数時間以内に返信がないのは非常識なようです。怠けているのではないかと思われてはいけないので、私はJICA職員には学校の教員の働き方を一生懸命、説明するよう心がけました。このようなちょっとした文化、習慣の違いは、いくらでもあります。また、こうしたちょっとした違いがお互いの誤解を生む原因になるのかもしれません。

 保護者の皆様もきっと、「学校って、教員って私の常識と違う!」と思ったことがあるかもしれません。そんな時、遠慮せず学校に聞いてほしいと思います。お互いに言いたいことを言わず我慢してしますのが一番よくないと考えています。分からない事、理解できない事を率直に尋ね、話し合い、理解しあうことこそが、学校と保護者のよい関係づくりにとって、一番の方法であると私は信じております。

 学校教育は各ご家庭のご理解とご協力なくしては成り立ちません。是非、今後も学校と保護者が同じ方向を見つめ、子供たちのために、いい教育をしていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

 


14:02
2018/04/23

1学期始業式講話

| by:校長先生

この度、新しい校長として着任した鈴木啓修と申します。どうぞよろしくお願いします。

 私は平成28年から29年度、つまりこの3月までの2年間、国際協力機構(JICA)という組織に出向していました。「青年海外協力隊」という言葉を聞いたことのある人はいますか? 39歳までの若者が2年間、発展途上国に行って、現地の人々と主に働き、自分の持つ技術や知識を伝え、その国の発展に協力するボランティア事業です。JICAがやっている事業では一番知られているものですが、JICAは他にもいろいろなことをやっています。皆さん、ODAって知っていますか?政府開発援助というものです。国の税金を使って発展途上国の援助をするものです。例えば、途上国にお金を貸す、有償資金協力(円借款)や、お金を返すのが難しい国には、お金を供与する無償資金協力、日本の専門家や技術者を途上国に派遣したり、途上国から日本に技術者や行政官を呼んで、研修をしたりする技術協力などがあります。私は、市民参加協力という分野で、おもに学校の先生と国際協力、国際理解教育を繋げる仕事をしていました。

今日は、そのJICAでの2年間の経験から得たことから2点、みなさんに伝えたいことを話します。

1点目は、「異質なもの、多様なものに心を開いて、興味を持ってほしい、そして理解してほしい」ということです。外国に行くと、日本の常識では、理解できないことにたくさん出会います。アフリカの多くの国で、芋虫やバッタを食べます。中東のヨルダンでは、ヤギの脳みそを食べます。この2年間で多くの途上国の学校に行きましたが、ほとんどのトイレには紙がありません。その代わりに大きなバケツに水が入っていて、それをヒシャクですくってお尻を洗います。日本人にはちょっと難しいです。ズボンがびしょびしょになってしまいます。私は、いつもホテルからトレットペーパーを持って、カバンに入れていました。お店にいくと、店員さんはスマホばかり見ていて接客しません。約束の時間に30分遅れても遅れたことになりません。日本人なら5分遅れてもイライラしますが、彼らは全く平気です。時がゆっくりと流れている感じです。それで、彼らは平和に暮らしています。幸せそうでよく笑います。幸せって何だろう、豊さってなんだろうと考えさせられました。このような日本と違った文化、習慣は日本と関係ないと思わないでください。大いに関係あります。その理由を話します。

 日本の社会の「内なるグローバル化」という言葉があります。今後、日本に多くの外国からの人々がやってきて、日本は多様な文化を持った人々が共生する社会になるということです。具体的な数字を挙げると、日本の生産年齢人口、働く人の数は、2010年に8,137万人だったものが、50年後の2060年には、なんと半分の4,418万人になります。でもこれは、そんな先の話でなく、今すでに起きていることです。この4月にいろいろな物が値上げになりました。納豆、牛丼、ビールなど。そのほとんどの原因は人手不足による人件費の高騰、物流費の高騰です。近い将来、日本の外から来る人々の力を借りないとこの社会は維持できなくなるのです。皆さんが社会に出て、会社の中心になって働く時には、外国人と一緒に働き、共に暮らしていくことが当たり前になるのです。ですからみなさんには、多様な文化、宗教、価値観に関心を持ち、オープンな心で接し、理解しようとする態度を養ってほしいと思います。近い将来、世界中から集まる人々と共に、平和で豊かな多文化共生社会を築いていくのは、まさにみなさんなのです。

2点目は、資格取得や、技術をしっかり身に着けてほしいということです。先ほど、青年海外協力隊のお話をしましたが、実は応募する若者が年々、減っています。日本の若者が内向きになっているとよく言われますが、日本が安全でいい、テロとか危険がある外国には行きたくないと思う若者が増えていることは事実かもしれません。しかし、みなさんには是非、広い世界に出てほしいと願っています。世界の様々な場所へ行き、様々な人々と出会ってほしいと思っています。もし将来、青年海外協力隊などに参加し、世界の人々、特に途上国の人々の力になりたいと思った時、大事になるのは、みなさんが持っている技術や資格です。青年海外協力隊には、120以上の職種があります。例えば、看護師の資格があれば、途上国で看護の仕事の指導をします。教員免許があれば、学校にいって、現地の先生の指導をします。情報処理の資格があれば途上国で、コンピュータに関する技術指導ができます。スポーツで実績があれば、現地でスポーツ指導もできます。やはり、何をするにも技術、資格が大切です。そういう意味でも、この学校でしっかり勉強し、技術や資格を取得してください。

皆さんのような若者こそ、今、お話した異文化に対する柔軟な姿勢を持っていると信じています。期待しています。



14:37
2018/04/23

第50回入学式式辞

| by:校長先生

式 辞

 

 若葉が萌える春、新しい緑が芽吹くこの佳き日に、PTA会長・坂田大作様、後援会会長・浦嶋健二様、同窓会会長・内藤和哉様をはじめ、多くのご来賓の皆様方、並びに保護者の皆様のご臨席を賜り、第50回入学式を挙行できますことは、本校にとりまして、この上ない喜びと深く感謝申し上げます。 

 ただいま入学を許可いたしました239名の新入生のみなさん、入学おめでとうございます。在校生、教職員一同、みなさんを心から歓迎し、お祝いいたします。みなさんは自らの意志でこの所沢商業を選び、選抜を通り、本日、晴れて本校に入学することになりました。このことは小中学校の義務教育とは大きく違うところであり、

極めて重要な意味を持っています。自らの意思でこの学校の門をくぐってきたということを忘れず、充実した高校生活を築いていくよう努力してください。 

 保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。入学する学校が決まるまで、祈るようなお気持ちで不安な日々を過ごされたことと存じます。本日、立派に成長されたわが子の晴れ姿をご覧になって、さぞかし頼もしく感じられ、安堵されていることでございましょう。心からお祝いとお喜びを申し上げます。

 さて、新入生のみなさん。いよいよ本日から3年間の高校生活が始まります。今、大切なことは、みなさんが新しく始まる高校生活に対して抱いている新鮮な気持ちをいつまでも忘れずに、全てのことに全力で取り組むことです。そのスタートとなる入学式にあたり、私から心掛けてほしいことを3点申し上げます。

 1つ目は、「大きな夢と高い志を持つ」ということです。この変化が激しく、予測のつかない時代を、みずからの力で切り拓き、夢をつかみ取るためには、みなさんひとり一人が学力をはじめ、しなやかな「生きる力」を身に付けなければなりません。大きな夢と高い志を持って、本校での三年間、未来のスペシャリストを目指して、精一杯努力してほしいと思います。自分が将来、「こうなりたい」という明確な理塑像を持ち、それに向けて努力すれば、資格取得や部活動で、さらにその先の進路実現においても大きな成果を得られることは、本校の多くの先輩方が証明しています。その原動力が「大きな夢と高い志」です。みなさんには十分な素質があります。一つ高いレベルへのチャレンジをしてください。

 2つ目は、「商業の専門科目はもちろん、普通科目にも全力で取り組む」ということです。みなさんは商業を学ぶために本校に入学しました。しかし、これからの社会で活躍するビジネス・パーソンになるためには、その基盤となる社会性や客観的なものの見方を養うと共に、さまざまな文化や学術について知識と教養を深めることが極めて大切です。高校で学ぶ内容は、これまでに比べ、広く深くなりますが、まじめに努力すれば、必ず自分の立てた目標に到達すると考えています。絶え間なく変化する社会の中で生きていくためには、商業の専門科目も普通科目もしっかりと学び、高い知性と幅広い教養を身に付けてほしいと思います。

 最後は、「多様な価値観を認める」ということです。グローバル社会、グローバル人材という言葉を聞いて「私には関係ない」と思う人もいるかもしれません。しかし、そうではありません。この日本の社会における「内なるグローバル化」は確実に進んでいます。現在、我が国には、約250万人の外国人が暮らしています。また、埼玉県内の外国人も増え続け、平成29年6月末で16万人、県の人口に占める割合は2.2%となり50人に1人は外国人です。今後、東京で開催されるオリンピック・パラリンピックを契機に世界中から多くの人々が日本にやってきます。また急激に進む少子高齢化の影響もあり、この数は増え続けていくでしょう。みなさんが社会に出るころには、外国から来た人々と働き、共に暮らすということはあたりまえになるのです。ですからみなさんには、多様な文化、宗教、価値観に関心を持ち、オープンな心で接し、理解しようとする態度を養ってほしいと思います。近い将来、世界中から集まる人々と共に、平和で豊かな多文化共生社会を築いていくのはまさにみなさんなのです。

 以上、「大きな夢と高い志を持つ」、「専門科目も普通科目もしっかり勉強する」、「多様な価値観を認める」、この3点について心掛けてほしいと思います。

 最後に、保護者の皆様にお願い申し上げます。学校教育では、学校・家庭・地域の連携が重要です。特にご家庭の協力がなければ学校教育は成り立ちません。私たち教職員一同、「チーム所商」として一丸となって指導にあたる所存でございますが、各ご家庭におかれましても、本校の教育方針をよくご理解いただき、健康的な生活習慣や家庭学習の習慣等について、ご指導いただきますようお願いいたします。

 結びに、本年度は学校創立50周年の節目の年でございます。半世紀前、埼玉県下ではじめて「情報処理科」「貿易科」など、時代のニーズに合わせて開校し、本県商業教育のパイオニアとして今日まで発展してまいりました。その伝統校に入学した新入生のみなさんを心から歓迎すると共に、一人ひとりが充実した高校生活を送ることができますように念願し、式辞といたします。

                                  平成30年4月9日

                                  埼玉県立所沢商業高等学校長

                                              鈴木 啓修


 


14:06
2018/04/20

校長挨拶 ~ Achieve Your Dream at 所商!

| by:web担当者


"Achieve Your Dream at 所商!"


  埼玉県立所沢商業高校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 本校は今年度、創立50周年を迎える歴史と伝統のある地域に根ざした商業高校です。半世紀前、埼玉県ではじめてコンピュータやLL機器を導入し、本県の商業教育のパイオニアとして発展してきました。現在は、国際流通科、ビジネス会計科、情報処理科の3学科からなり最新のコンピュータ機器でIT社会をリードする人材を育成しています。優秀な卒業生も1万2千人を超え、地元産業界のみならず、さまざまな世界で活躍していることは、所商の誇りであり、財産でもあります。
 高い知性と教養を兼ね備えた未来のビジネスパーソンになるために、生徒は商業の専門科目のみならず英語や国語、数学などの普通科目の勉強も全力で取り組んでいます。1年次には30人以下の少人数授業を展開し、基礎学力の向上を図っています。また、各学科の特色を生かした資格の取得には、学校をあげて力をいれています。その資格を活用した4年制大学進学や、伝統の強みを生かした就職な、多彩な進路先が100%保証されていることも所商の大きな魅力です。
 部活動では、3度の甲子園出場を誇る野球部をはじめ、17の運動部、12の文化部が日々活発に活動しています。
 恵まれた施設設備を優秀な教師陣、そして礼儀正しく元気な生徒が所商の自慢です。みなさんの夢の実現を目指して、勉強に資格取得に、そして部活動、学校行事に所商で青春を謳歌してみませんか。心より歓迎します。





校長 鈴木 啓修

 

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